生涯、安心して暮らせますように。
今回は,見守り契約と任意後見契約についてにお話しをしたいと思います。
私たちが健康で自立した生活を送っている皆さんは、将来のことを考えることは容易ではありませんよね。
でも、遅かれ早かれ年齢を重ねて、誰もが直面する状況に備える必要があります。
特に、一人暮らしの高齢者にとっては突然の病気や事故が起こった場合、自分の意志を尊重してもらえる保証はどこにもありません。
考えてみたら不安がつのりますよね。
そこで重要になってくるのが「任意後見制度」と「見守り契約」なのです。
生命保険はからだの保険。心の保険は、「見守り契約と任意後見契約」とも言えるのではないかと。
任意後見制度とは
任意後見制度は、本人が元気なうちに、将来判断能力が低下した際に、事前に指定した信頼できる人や、士業、法人に、自分の財産管理や身の回りの世話を任せることができる契約です。
これにより、本人の意思が尊重され、安心して生活を送ることが可能になります。
見守り契約とは?
見守り契約の役割とは何でしょうか。
見守り契約は、定期的な訪問や連絡を通じて、高齢者の安全を確認し、必要に応じて支援を提供する契約です。
この契約があることで、任意後見契約を発効させるべき「タイミング」を見極めることができます。
また、具合が悪くなったことを誰かに知らせる手段としても機能する契約です。
任意後見契約のメリット
自分の意志を尊重できる契約
本人が元気なうちに、自分の意志に基づいて後見人を選ぶことができます。
安心の生活を求めて
判断能力が低下した際も、事前に決めた人がサポートしてくれるため、安心して生活を送ることができます。
財産の保護も
財産管理等委任契約を組み合わせることで、財産を守りながら適切に管理することが可能です。
費用面が心配
任意後見制度を利用するには、契約書作成にかかる初期費用と、継続的にかかる月額料金が必要です。
初期費用は20万円から50万円程度が目安とされており、月額料金は状況に応じて変動します。
見守り契約がスタートすると月額約1万円がかかり、財産管理等委任契約に切り替えると月額約2万円、任意後見契約が発効すると月額約3万円プラス後見監督人の報酬が月額約1万円が加わります。
まとめ
任意後見制度は、一人暮らしの高齢者にとって将来の不安を軽減し、安心して生活するために非常に有効な手段です。
考えてみて下さい。
貯金はあの世に持っては行けない・・・
もし、自宅で急に倒れたときに誰に、どうやって助けを呼びますか?
「ボケたら、よろしく!」と言える人が近くにいますか?
見守り契約
元気なうちに万が一に備えて契約します。見守り契約でその士業の「人がらを判断」します。合わなけれは断れば良いのです。一般的な契約は、月に1回の訪問や連絡、随時悩み事相談や様々な生活サポートなど、あなただけの「オーダーメイド契約」です。
この流れはあくまでも一例です。
任意後見を頼む相手によって費用は様々です。
実際に費用支払い続けることが出来るかどうかを相談者の士業と話し合いましょう。
遺言書をありがとう!